イギリス紀行6

シェイクスピアの像を横目に、人の気配がないトラファルガー広場を横断する。真ん中に立っているのはネルソン提督。「トラファルガーの海戦でナポレオンからイギリスを守った」というくらいは知っていたが、地球の歩き方にはもう少し詳しいネルソン提督について載っていた。1805年、ネルソンが負傷しながらもイギリスを守ったというのは実際そうだったんだ。そういうのも勉強になる。さすがこの中心地に銅像を立てられるくらいの功績なのだ。フランスやドイツからの攻撃をしのいで独立を守ってきた。島国の特権もあるだろうが、アメリカに負けた日本との違いを感じた。ちなみに1853年にペリーが黒船で来航してるから、その五十年前に天下分け目の海戦が行われていたのだ(日本人の知らないところで)。


スリーライオンに挨拶する。これはイギリス王室の紋章。ネットで調べたところによると、ライオンハート(獅子心王)リチャード一世が、第三回十字軍で使用した紋章が発祥らしい(ちょうど日本では鎌倉幕府ができた頃)。すぐ近くにあるセント・ジェームズ公園を散歩しながら、バッキンガム宮殿を目指す。日本の皇居(江戸城)とは違って、公園は開かれている(もちろん宮殿には入れないが)。すがすがしいイングリッシュガーデンで、2月とはいえ花も植えてある。そして池には鳥や大きなペリカンまでいた。池にペリカンがいるというのは、日本にはないことだ。動物園じゃなくて、公園の池にペリカンがいるのだ。思わず動画も回してしまった。

バッキンガム宮殿に到着、さすがに人が多い。ちょうど何か催しがあるらしく、着飾った人々が入って行く。それを遠めに眺める。宮殿自体はテレビとかで見たままである。むしろ横にある彫刻が立派なのに驚いた。真ん中にはナイキ(勝利の女神)そしてヴィクトリア女王の像がある。思わず写真を撮りまくった。有名な歩兵隊も見ることができたが、冬服だったのでちょっと残念。再び公園を通り、コーヒー休憩を挟み、再び歩きながら写真を撮る。もうナショナルギャラリーが開館してる時間だ。

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