イギリス紀行32

V&Aを出て、ケンジントン駅の近くで写真を撮ったりする。そして念願のSUSHIを食べた。久々の日本食(四、五日ぶり)ということでテンションはひそかに上がる。店自体はファーストフードなのだろうが、雰囲気はちょっと上品な感じ。注文をすると、箱詰めの握り寿司。まずは味噌汁を飲む。これは磐石の美味しさ。たとえインスタントスープだとしても温かい飲み物は普通に美味しい。しかし寿司のほうは、冷蔵されて時間も過ぎているのだろう、パサパサのシャリで美味しいとはいえなかった。日本でいえばコンビニとかに長時間置いてあるのを、家の冷蔵庫に置いてから食べたときのような。改めて、日本の回転寿司のコスパのよさ、そして美味しさも感じてしまう。そのSUSHIはポンドを換算すると二千円はしなかったくらいの値段だった。


まぁ食にそれほどのこだわりはないので、さっと電車に乗りいよいよロンドン塔の周辺に到着。昔「ロンドン塔」という本を読んでいたので、ぜひ行ってみたかったのだ。目の前にあるロンドン塔は、なんていうだろう、老獪?って感じの威厳ある建物。昔から王の戴冠式が行われたり、逆に王族とかも処刑されたり、色んな陰惨な歴史もある。しかし、結果的に何とこのロンドン塔の中には入ることができなかった(これが今回の旅で、唯一残念だったことだ)。いや、閉まっていたわけではない。ロンドン塔の横にタワーブリッジがあまりにも素晴らしかったからだ。まずはそこを渡ってからじっくり行くつもりだったのに、タワーブリッジが思った以上に魅力的で内部見学などもできたので、数時間を過ごしてしまった。出たらもう夕方四時、ロンドン塔の入館が終わってて中に入れなかったというわけだ。


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